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家の裏の斜面に椿がい-っぱい咲き乱れている。山茶花が終わる頃、梅が十分に咲いた頃、大きな花が降ってくるように咲いている。地面にも椿の花が咲いているように落ちている。寒椿(山茶花)は花弁が1枚1枚落ちるのだが、椿は花ごと落ちるのが大きな違いだ。
今日はお客さんが来るという事をお隣さんに伝えたら、
「一日で花が落ちてしまうけど、一日だけのお客さんにはいいですよ」
とどっさり頂いた。粋な頂き物だ。
早速色々な所に飾ってみると、
あまりに華やかで多彩な表情だということに気がついた。
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品種は400種類以上。主に江戸時代から愛され、 名前も情景映すようなものが多く趣が在る。
「蝶千鳥(ちょうちどり)」「関東月見草」「蜀紅」 「蓮華咲き」「羽衣」「春の台」「岩根絞」「筒咲き」 「抱え咲き」「椀咲き」「窓の雪」「紅妙蓮寺」「雪白唐子」 「千羽鶴]「花仙山」「角(すみ)の光」
みんな花の向こうに、季節や景色、振る舞いなどを思い浮かべる名前ばかりで とても素敵だ。
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3種類の椿がある。江戸錦、紅衣などだ。 |
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これは江戸錦のツボミ。 |
左がおんぶ藪椿。 右は色々盛り。少し苦しそうだ(笑。
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八重白椿。 ほんとに上品な花だ。
独特の雰囲気は雪女のような
独特な静けさがある。
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左は、江戸錦の一輪挿し。ステンレスの花器にも良く似合う。 右は剣山を利用する。 好き勝手できるから楽しい。
なぜ、こんなに椿があるかというと、お隣の家のおじいさんが好きだったお花だそうだ。
だから周りには色々な椿がたくさん咲いている場所なのである。
なんか、、、
木は過去と未来を往復できる者なのか。
植えれば、未来に美しいものを残せるものなのか。
花や木が好きなじいさんが格好いい。そんな花咲かじいさんに憧れるな。
美しく粋な宝を頂きました。
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